レッドシダー(米杉)の注意事項
1、作業時に素手で触らない
レッドシダーの芯材部分には、耐腐朽性を持つ水溶性の抽出成分が含まれています。
この成分は素手で触れた場合、ごく稀に接触性皮膚炎を引き起こす可能性があるため、作業時は必ず手袋をご着用ください。
2、芯材の成分がシミや色移りの原因に
レッドシダーの芯材からの抽出成分は水溶性のため、屋外での使用時に雨でぬれた際、この成分が染み出て、シミとなることがあります。
そのため、白い外壁・白いサッシ等と隣接する場合、色移りの原因となりますので、ご注意ください。
しかし、レッドシダーの表面と木口に撥水性の高いオイルステインを塗布することで、シミの発生をある程度は抑えることができます。
シミがついた直後であれば水で洗い流すことができますが、乾いてしまった後は水で落とすことはできません。
レッドシダーを屋外使用する際は、屋外専用の塗料のご利用をおすすめします。
3、経年による色の変化
レッドシダーは経験変化により、色味が徐々にシルバーグレーに変化します。
赤みがかった色は新築時に限られます。
色を残したいのであれば、着色やUV塗装などをおすすめします。
自然木ならではの色の変化をお楽しみください。
4、保管時は、水や強い紫外線に触れないように
塗装前・施工前にレッドシダーを保管しておく際は、日光や強い紫外線、風雨になるべくさらされない環境で保管してください。乾燥による割れ、水の吸収などが起こった状態では、塗料の効果も十分に発揮されません。
届いたレッドシダーは地面に直接置くことなく、桟木などを用意してその上で保管するようにしてください。桟木も跡が残ることがあるのでご注意ください。
また、雨に塗れたり強い紫外線が当たったりする場所では防水シートなどで覆い、施工まで保管してください。
その際、中央を高くして水がシートに溜まらないようにすることもポイントです。
また、シート内の通気も遮ることのないようご注意ください。
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